itanotomomi

板野友美(Tomomi Itano)公式ファンページ
http://www.facebook.com/tomomiitano


大人気アイドルグループ「AKB48」に所属する板野友美さんの公式ファンページが登場しました。
1月28日のソロデビューに合わせたプロモーション的な位置づけにもなっていると思われます。

AKBについては詳しく知らないのでいろいろ調べましたが、板野友美さんはかなり人気があるらしいですね。”かわいい”系の子が多いAKBの中でも彼女はセクシー派?のようです。去年行われた総選挙では第4位。イトーヨーカ堂のCMにはソロで出演。そしてついにAKB48の現役メンバーでは初のソロCDデビューとのことです。

話はファンページに戻りますが、まずファンページにアクセスして目に飛び込んでくるのはCDのプロモーションバナーや動画が貼付けられたWelcomeページ。バナーは基本的に外部サイトに遷移しています。

そしてウォールではイベントや雑誌の発売情報などが展開されるとともに、本人のTwitterのTLも見ることができます。さすがに人気アイドルということもあって、いいね!やコメントの多さが目立ちます。

ファンの数は今日(1月17日)現在で約1,800人。ファンページは12月頃に開設されたようなので、ある程度時間は経過していますが、爆発的に多いというわけではありません。

ちなみに彼女のTwitterのフォロワー数は約20万人。Twitterのフォロワー数をファンの数とすると、TwitterとFacebookにおける国内利用者数と板野友美さんのファン数の比較は次のとおり。

Twitter    Facebook
利用者数  約1,200万人   280万人
ファン数  20万人(1.6%) 1,800人(0.06%)

※利用者数のデータはIn the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログより抜粋。

母数が違うのでファン数の多さに大差が生まれるのはわかりますが、全体におけるファンの割合がかなり違いますね。ファンになる操作としては、フォローする、いいね!するだけ。どちらも簡単な操作なのですがなぜここまで差が出るのでしょう。

・利用者属性の違い
現状ではFacebookの利用者属性はTwitterに比べて偏りがあるということが言えそうです。Twitterに比べてFacebookは国内においてまだまだ認知が少なく、IT業界で働く人たちや新しいインターネットサービスに敏感な人、また元々海外の友達とのコミュニケーションツールとして活用されている人が多いと思われます。

ちなみにTwitterとFacebookの年齢属性をAdPlannerで比較してみました。

Twitter 年齢属性
adplan_twitter







Facebook年齢属性
adplan_facebook







若年層の分布に多少違いがありますが、大きく異なる(例えばFacebookにはAKBのファン層である若年層が非常に少ない等)わけではないようです。ただ利用者数を見るとまだまだFacebookは一般化していないというのは明白だと思います。

・ファンになる行為が一般化していない
利用者の年齢層がそれほど大差がないことも含めて考えると最も大きな要因だと思います。Twitterはファンになるというより、フォローしないと自分のTL上でチェックできないという明確な動機があります。それに対してFacebookのいいね!はわかりにくくなっています。

いいね!をしてファンになることでウォール(Twitterで言うところのTL)で情報をチェックできるという点はありますが、ファンにならないと利用できないコンテンツやインセンティブ設計があるともう少しわかりやすくなるのではないでしょうか。


板野友美さんの話からかなり脱線してしまいましたが、そんなことを感じました。

一方でFacebookが国内利用者をさらに獲得していく上では、このようなタレントや有名人のファンページが増えていくことは大きな要因になると思われます。

Twitterの拡大においても勝間和代さんや広瀬香美さんの影響が大きかったと思います。お二人は既にファンページを開設されていますし、今後多くのタレントが参加することによって利用者は急激に伸びていくのではないかと思います。

勝間和代
http://www.facebook.com/kazuyo.katsuma

広瀬香美
http://www.facebook.com/kohmi.hirose